「琉球畳と置き畳は、どちらを選べばよいのだろう」「普通の畳とは何が違うの?」。畳を探していると、似た写真に違う名前が付いていて、迷うことがあります。
琉球畳は素材や見た目に関わる呼び名、置き畳は床の上に置いて使う畳の呼び名です。分類の基準が違うため、「琉球畳として紹介されている置き畳」もあります。また、置き畳に似た呼び方には「畳マット」「ユニット畳」「フローリング畳」もあります。一般的な使われ方と当店での呼び分けを整理し、使いたい場所に合う畳を選んでいきましょう。
琉球畳・置き畳・普通の畳の違い
| 呼び方 | 主に表していること | 購入時の確認点 |
|---|---|---|
| 琉球畳 | 本来は七島藺の畳表を使った縁なし畳。現在は半畳の縁なし畳を広く指すこともある | 畳表の素材と、置いて使うタイプか和室に納めるタイプか |
| 置き畳・ユニット畳 | フローリングなど、今ある床の上に置いて使う畳 | 寸法・厚さ・裏面の仕様・設置できる床 |
| 普通の畳 | ここでは、和室に敷き込む昔ながらの縁付き畳を指す | 部屋に合う寸法・厚さと、畳表や芯材の仕様 |
「普通の畳」は、決まった素材や寸法を示す商品名ではありません。また、置き畳にも縁付きと縁なしがあり、正方形だけでなく長方形の商品もあります。名前だけで、使い方や性能まで決めつけないことが大切です。
畳マット・ユニット畳・フローリング畳とは?
置き畳を探すと、「畳マット」「ユニット畳」「フローリング畳」という名前も見かけます。これらは別々の種類をきっちり分ける呼び名とは限らず、同じ商品に複数の名前が使われることもあります。
似た呼び方の意味と確認したいこと
| 呼び方 | 商品案内での使われ方 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 畳マット | 床の上にマットのように敷いて使う畳の呼び名。薄型の商品にも使われる | 厚さ・芯材・重さ。名前だけで薄さや柔らかさを判断しない |
| ユニット畳 | 1枚ずつ必要な枚数を並べて使う畳の呼び名。置き畳と重なる使われ方をする | 1枚の寸法・必要枚数・滑り止めや連結方法 |
| フローリング畳 | フローリングの上で使う用途を表す呼び名。置き畳や畳マットと併記されることもある | 設置できる床材・裏面の仕様・床暖房への対応 |
たとえば、メーカーの案内でも、置いて使う畳を「畳マット」や「ユニット畳」と呼んでいます。「フローリング畳」という名前も、特定の素材や厚さを示すものではありません。呼び名が同じでも仕様は異なるため、商品ごとの説明を確認しましょう。
当店では厚さを目安に呼び分けています
当店では基本的に、厚さ25mm以上のものを「置き畳」「琉球畳」、25mmより薄い15mm前後のものを「畳マット」と呼び分けています。たとえば、当店の畳マット「レベッタ」は厚さ15mmです。
これは当店の商品案内での基本的な使い分けで、すべてのメーカーや販売店に共通する厚さの基準ではありません。また、厚さを選べる商品などもあるため、実際の厚さは各商品ページの仕様や選択項目をご確認ください。「琉球畳」という呼び名は、厚さだけでなく縁のない見た目などにも関わります。

琉球畳はすべて同じ素材ではありません
本来の琉球畳には、「七島藺(しちとうい)」という植物で織った畳表が使われています。畳表とは、肌に触れる表面の部分のことです。


一方、現在は七島藺を使っていなくても、半畳サイズの縁なし畳を「琉球畳」と呼ぶことがあります。い草・和紙・樹脂など、畳表の素材はさまざまです。当店でも縁なし畳を探しやすいよう、商品案内に「琉球畳」という呼び名を使用しています。
七島藺の風合いを求める方は、商品名だけでなく素材欄をご確認ください。縁のない見た目を取り入れたい方は、素材ごとの手触りやお手入れの方法も比べると選びやすくなります。
最初に決めたいのは畳を使う場所
フローリングの一角に敷くなら置き畳
リビングに座ってくつろぐ場所をつくりたい場合は、置き畳が候補になります。今ある床を生かして必要な範囲に並べられ、取り外して床を掃除できるのも特長です。

購入前には、敷きたい場所の縦横だけでなく、ドアの下に余裕があるか、通り道に段差ができないかも確認しましょう。滑り止めの有無や床材との相性、床暖房への対応は商品によって異なります。
和室の畳を交換するなら敷き込み用の畳
今の和室の畳を入れ替える場合は、部屋に納まる寸法と厚さで用意します。昔ながらの縁付きにも、半畳の縁なしにもできるため、今の畳と同じ見た目に限らず検討できます。
ただし、「6畳の部屋だから、この大きさを6枚」とは決められません。同じ畳数でも部屋の実寸は異なり、敷き方を変える場合は畳の割り付けも変わります。薄い置き畳を選ぶだけでは、敷居との高さが合わないこともあります。
当店のオーダー畳では、和室用の縁付き畳と縁なし畳をご案内しています。採寸や割り付けに迷う場合は、ご注文前にご相談ください。
見た目と素材は分けて選びましょう
縁の有無で部屋の印象が変わる
縁付き畳は、畳縁の色や柄も含めて組み合わせを楽しめます。縁なし畳は畳同士のつながりがすっきり見え、フローリングや洋風の家具とも合わせやすい仕上がりです。
半畳の畳を交互に90度回転させる「市松敷き」では、同じ色でも光の当たり方で濃淡が生まれます。写真で二色に見えても、必ずしも違う色の畳を使っているとは限りません。
香り・色・手触りは畳表で確認する
い草らしい香りや自然な風合いを楽しみたい方は、い草の畳表が候補です。和紙製や樹脂製には、家具や床に合わせて色を選べる商品もあります。縁なしだから和紙、縁付きだからい草、という決まりはありません。
また、踏んだときの感触には表面の素材だけでなく、中の芯材やクッション材も関わります。畳表のサンプルで色や表面の手触りを確かめ、厚さや踏み心地については商品仕様も確認しましょう。

選ぶ前に知っておきたい注意点
縁なし畳は角や端の扱いにも気を配る
縁のない畳では、角や端をぶつけたり、家具を引きずったりしないようにしましょう。縁の有無だけで耐久性の優劣を決めるのではなく、使う場所と商品の仕様を合わせて考えることが大切です。
置き畳は下の床のお手入れも必要
置き畳を長く敷いたままにすると、下に湿気やほこりがたまることがあります。ときどき持ち上げ、畳の裏面と床を確認して掃除・換気をしてください。表面が水分に強い素材でも、畳全体を水洗いできるとは限らないため、お手入れは商品の説明に合わせましょう。
琉球畳と置き畳についてよくある質問
琉球畳ならフローリングに置くだけで使えますか?
商品によります。琉球畳という名前でも、和室に納めるための畳と、床の上に置くための畳があります。「置き畳」「置き敷き用」などの用途表示と、設置条件をご確認ください。
半畳サイズなら、どの商品も同じ大きさですか?
同じではありません。半畳という呼び名だけで枚数を決めず、商品の縦横寸法と、敷きたい場所の実寸で確認します。特に和室全体へ敷き込む場合は、部屋に合わせた採寸が必要です。
どれが一番安くなりますか?
呼び方だけでは比べられません。素材・寸法・厚さ・必要枚数をそろえ、配送やサイズ加工、畳の交換に伴う作業なども含めて比べましょう。「1枚の価格」と「部屋全体に必要な費用」は分けて確認すると、予算を考えやすくなります。
まとめ
畳選びは、まず「フローリングの上に置くのか、和室の畳を交換するのか」を決めると整理しやすくなります。そのうえで、縁の有無、畳表の素材、寸法と厚さを選びましょう。
「琉球畳」という名前だけでは、素材や設置方法までは分かりません。見た目の好みに加え、使う場所とお手入れのしやすさを確かめることが、暮らしに合う一枚を選ぶ近道です。
色や表面の質感で迷ったときは、畳おもての無料サンプルもご利用ください。実際に敷く部屋の床や家具のそばで比べていただけます。